先だって紹介した、『新しく学ぶ西洋の歴史―アジアから考える』(南塚信吾、秋田茂、高澤紀恵 責任編集)が、好評につき増刷されました。西洋史を、日本を含むアジアの歴史と連続させて学び理解することを目指した、意欲的な新しい西洋史の概説書です。
ミネルヴァ書房の紹介ページは、こちらです。
先だって紹介した、『新しく学ぶ西洋の歴史―アジアから考える』(南塚信吾、秋田茂、高澤紀恵 責任編集)が、好評につき増刷されました。西洋史を、日本を含むアジアの歴史と連続させて学び理解することを目指した、意欲的な新しい西洋史の概説書です。
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パトリック・マニング 著、南塚信吾、渡邊昭子 監訳
『世界史をナビゲートする―地球大の歴史を求めて』
が、彩流社より刊行されました。学問としての「世界史」を包括的に位置づけた、意欲的な著作の邦訳です。
彩流社の紹介ページは、こちらです。
目次
日本語版によせて
序 文
第一部 世界史の展開
第1章 世界史の定義
第2章 1900 年までの歴史哲学
第3章 大いなる総合── 1900 〜1965 年
第4章 テーマと分析── 1965 〜1990 年
第5章 世界史分野の組織化── 1990 年以降
第6章 世界史を語る
第二部 歴史研究における革命
第7章 学問の諸分野
第8章 学問の諸分野
第9章 グローバル・スタディーズ
第三部 近年の研究成果
第10 章 政治史および経済史
第11 章 社会史
第12 章 生態系、科学技術、健康
第13 章 文化史
第14 章 世界史を議論する
第四部 世界史における分析の論理
第15 章 歴史におけるスケール──時間と空間
第16 章 枠組みと戦略のモデルを作る
第17 章 解釈を検証し、提示する
第18 章 世界史を分析する
第五部 世界史の学習と研究
第19 章 大学院教育のプログラムと優先順位
第20 章 学習のコース
第21 章 大学院での学習のための資源
第22 章 世界史を研究する
第23 章 結論:世界史における課題
文献目録/原註/索引
歴史文化交流フォーラムでは、以下の通り、『ポツダム宣言を読む』と題した講演会を行います。ご関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
『ポツダム宣言を読む』
日付: 2016年7月9日(土)
時間: 16:00 – 18:00
場所: 渋谷アイビスビル10階 (エレベータで9階へ上がり階段でお越しください)
参加費: 1,000円(学生無料)
講師:
南塚信吾氏、木村真氏、木村英明氏、小林昭菜氏
概要:
1945年7月26日、米・英・中の3か国は日本の無条件降伏を求めて、13か条からなる宣言を日本に発しました。いわゆる「ポツダム宣言」です。それは、明治以降の大日本帝国の解体を命じると同時に、新たな戦後体制の礎となる理念の一部も提示していました。講演会では、ポツダムにおけるソ連を含む4か国会談がどのように行われ、宣言はどのような過程を経て作成されたのか、いっぽう日本では宣言がどのように受けとめられ、広島・長崎の原爆とならんで終戦にいかなる影響を与えたのか、ということを中心に考えていきます。その際、英文と和文の双方で、ポツダム宣言を読むことにします。