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『世界史の中の「ガザ戦争」』が刊行されました

世界史研究所とそのメンバーが企画・編集に関わった、藤田進・世界史研究所編『世界史の中の「ガザ戦争」』が、大月書店から刊行されました。いまだ終わりの見えない「ガザ戦争」の根源を広く世界史の中に探ろうとする意欲作です。

大月書店の紹介ページは、こちらです。また、本書の目次は以下の通りです。

第Ⅰ部 「ガザ戦争」とは何か――歴史から問う
第1章 「ガザ戦争」の真相……………………………………………………藤田進
 1 一〇月七日まで
 2 「ガザ戦争」
 3 高まる世界的批判 二〇二四年
 4 おわりに
第2章 パレスチナ問題の歴史を読み直す…………………………木畑洋一・藤田進・平井文子
 1 パレスチナ問題の起源――イギリスの責任(木畑)
 2 イスラエル国家とパレスチナ難民の解放闘争(藤田)
 3 二〇〇六年 パレスチナ分裂以降――ハマス政権下のガザ(平井)

第Ⅱ部 イスラエルと西側諸国
第3章 イスラエル・パレスチナ問題と米欧………………油井大三郎・木畑洋一・木戸衛一 
 1 米国のイスラエル・パレスチナ政策と反シオニズム(油井)
 2 イスラエル批判と反ユダヤ主義(木畑)
 3 ドイツの〈反・反ユダヤ主義〉のドグマ(木戸)
第4章 イスラエルの岐路……………………………………………………清水学・鶴見太郎
 1 ガザ攻撃を続けるイスラエル国家が示すもの(清水)
 2 イスラエルのユダヤ人問題(鶴見)
第5章 日本と「ガザ戦争」――中東での戦争と日本の戦争国家化…………………山田朗  
 1 中東の戦争と日本の関係性
 2 日本の中東政策の原点――オイルショック
 3 第一の転機としての湾岸戦争
 4 第二の転機としてのイラク戦争
 5 第三の転機としての集団的自衛権の容認
 6 おわりに――中東の戦争を利用した日本の戦争国家化

第Ⅲ部 対抗と平和への模索
第6章 「下から」の抵抗と変革……………………………………松本耿郎・松下冽・堀内隆行
 1 滅ぶことなき抵抗者たち――不死なるものムスタズアフィーン(松本)
 2「ガザ戦争」と「グローバルサウス」――戦争が顕在化する「グローバルサウス」空間の重層性(松下) 
 3 南アフリカのジェノサイド提訴(堀内)
第7章 アメリカとの対抗と「ガザ戦争」…………………………下斗米伸夫・久保亨
 1 「ガザ戦争」とウクライナ戦争、あるいは帝国とユダヤ(下斗米)
 2 中国と中東問題――パレスチナおよびイスラエルとの関係を中心に(久保)
第8章 国連の改革へ……………………………………………清田明宏・パトリック・マニング
 1 「ガザ戦争」と国際社会の失敗――国連の現場で見た「ガザ戦争」の失敗(清田)
 2 「ガザ戦争」と国際世論と国連改革(マニング・南塚訳)

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『被爆者・切明千枝子さんとの対話』が刊行されました

桐谷多恵子『被爆者・切明千枝子さんとの対話—〈私たちの復興〉をめざして』が、彩流社より刊行されました。95歳になってもなお被爆証言を続ける切明千枝子さんとの対話を通して、戦後の広島の<復興>の姿を問う意欲作です。

彩流社の紹介ページは、こちらです。

本書の目次は以下の通りです。

はじめに
Ⅰ 序論にかえて
1 被爆者の孫として生まれて
2 被爆者切明さんとの出会い
3 戦争を通して人間をやめたくなった経験
4 眼差しの先
5 女性の被爆者の証言
Ⅱ 切明千枝子さんの生い立ち
1 切明さんの家系─祖父母の家族史
2 誕生から幼稚園まで
3 小学校から広島県立広島第二高等女学校まで
Ⅲ 軍都廣島の軍国少女
1 軍都廣島
2 軍都廣島の「軍国少女」
3 広島と軍隊と戦争
4 戦前の広島の持つ「加害」性 他
Ⅳ 切明さんの被爆体験
1 切明さん自身の被爆体験
2 後輩の被爆と看護
3 友達を焼いた日
4 「お手洗いに行きたい」という懇願
5 被爆地で生きていく覚悟
6 原爆症の発症と回復
Ⅴ 切明さんの戦後
1  「敗戦」と「棄民」
2  原爆の惨禍を目に医師を志す
3  県立女子専門学校にて
4  「社会」との出会い
5  「平和」との出会い
6  「民主主義」との出会い
7  切明悟さんとの結婚と出産
8  「東方出版」と教育の改革
9  本当の平和とは何か
10 被爆者への差別
11 近現代広島において女性であることの困難 他
Ⅵ  被爆体験を語ること
1  「生き残ってしまった」苦しみ
2  被爆体験を語り始めた契機
3  江口保氏との出会いと被爆証言
4  級友とチームを作って話す
5  証言行為と自身への影響
6  証言講話の頻度
7  病気の発症と被爆証言をめぐる周囲の心配
8  聞かせて欲しいと言う人の存在
9  「広島修学旅行」より後の証言活動
10 切明さんの涙と願い
11 切明さんの被爆体験講話の構成
Ⅶ  アメリカによる占領という経験
1  戦後の占領政策
2  被爆者と「空白の10年」
3  戦後の飢えと占領軍の配給
4  民主主義を広める担い手として
5  子供の人権―児童図書館での驚き
6  アメリカの豊かさと憧れ
7  ABCC(原爆傷害調査委員会)による被爆者調査
8  オバマ大統領の広島訪問
9  「アメリカ憎し」と嘆く祖母の涙
10 アメリカの見事な占領政策
Ⅷ  広島の「復興」と〈私たちの復興〉
1 復興とは何か
2 広島市における都市計画による「復興」
3 重ならない都市計画による復興と生活者としての復興
4 切明さんの語る〈私たちの復興〉
5 被爆者にとっての復興とは何か
6 切明さんにとって〈私たちの復興〉の意味するもの
7 あらためて切明さんと対話し、復興の課題を確認する
Ⅸ  終わりに
1 どうか書き残してください
2 「人間が変わる」ということ
3 平山郁夫「広島生変図」
4 自衛のための戦争
5 人間再生の壮絶な闘いの軌跡
6 被爆三世として
7 個人の尊厳について

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『増谷英樹の歴史学を考える』が刊行されました

世界史研究所では、2024年11月15日に亡くなった増谷英樹さんの歴史家としての業績を振り返る目的をもって、2025年1月に「増谷英樹の歴史学を語る会」を開催し、その際の報告を、「世界史の眼」No.60(2025年3月)に掲載しました。この度、これに追悼文を加え、『増谷英樹の歴史学を考える』と題した小冊子を刊行しました。

目次は以下の通りです。

まえがき  小谷汪之

増谷英樹の歴史学を語る会(2025年1月25日)より
「増谷英樹の歴史学を語る会」記録  山崎信一
増谷英樹歴史研究の歩み素描  南塚信吾
増谷英樹氏とオーストリア史  古田善文
増谷英樹著『ビラの中の革命 ウィーン・1848年』『歴史のなかのウィーン 都市とユダヤと女たち』を再読する  高澤紀恵
増谷英樹氏の「都市史の方法」をめぐって  吉田伸之

追悼 増谷英樹
増谷英樹さんを追悼する  伊藤定良
増谷英樹さんの思い出 ―「ビラ」が取りもつご縁―  稲野強

あとがき  木畑洋一

なお、価格500円(+送料)にて、購入可能です。ご関心のある方は、世界史研究所(info◎riwh.jp、◎を@に変えてください)までお問い合わせ下さい。

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「世界史・東欧史研究優秀論文」学部卒業論文/大学院生論文の部 募集について

  一橋大学大学院社会学研究科秋山晋吾研究室は、2024年度に世界史・東欧史研究者である南塚信吾氏(千葉大学・法政大学名誉教授、NPO法人世界史研究所元所長)からの寄附金を基に、「一橋大学世界史・東欧史研究奨励基金」(通称:南塚基金)を設立しました。基金では、世界史・東欧史研究の発展のために、大学院生を対象とした優秀論文の表彰、ならびに、大学院生の日本国外への調査研究渡航費の助成をおもな事業として実施します。

 この度、第1回目となる2025年度の「世界史・東欧史研究優秀論文」(大学院生対象)の募集を開始しました。多くの応募をお待ちしています。また、関心のある方への情報提供にもご協力いただければ幸いです。

【対象となる論文】

・学部卒業論文の部: 
 日本国内の大学の学士課程を2024年度末までに卒業した者で、2024年度または2025年度に大学院修士課程(博士前期課程)に進学し、在籍中の者(年齢・国籍は問わない)が執筆し、提出・受理された学士課程卒業論文(日本語または英語)。ただし、世界史または東欧史をテーマとするもの。

・大学院生論文の部: 
 応募時に日本国内の大学院修士課程(博士前期課程)または博士後期課程に在籍する者(年齢・国籍は問わない。ただし、在籍している課程以外の大学または課程において博士号をすでに取得、または、単位取得退学した者は除く。)が執筆し、2024年度(2024年4月から2025年3月まで)に日本国内で刊行された学術雑誌に掲載された研究論文(日本語または英語)。ただし、世界史または東欧史をテーマとするもの。

※実施主体は一橋大学ですが、応募資格は、いずれも一橋大学大学院の在学生に限定されません。

2025年度「世界史・東欧史研究優秀論文」ウェブサイトhttps://www.soc.hit-u.ac.jp/~akiyama/minamizuka-kikin.html
 募集要項 (https://www.soc.hit-u.ac.jp/~akiyama/minamizuka-kikin/ronbun-2025.pdf
 別紙様式A(学部卒業論文の部) (https://www.soc.hit-u.ac.jp/~akiyama/minamizuka-kikin/yoshiki-A.docx)
 別紙様式B(大学院生論文の部) (https://www.soc.hit-u.ac.jp/~akiyama/minamizuka-kikin/yoshiki-B.docx)

応募締め切り:2025年5月20日(メール添付での提出)

詳細は、上記ウェブサイト・募集要項をご覧ください。

問い合わせ・提出は、akiyama.shingo@r.hit-u.ac.jp(一橋大学:秋山晋吾)まで。(@を小文字にして下さい)

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『軍事力で平和は守れるのか』が刊行されました!

世界史研究所のメンバーが執筆に加わった、南塚信吾・油井大三郎・木畑洋一・山田朗『軍事力で平和は守れるのか-歴史から考える』(岩波書店)が、刊行されました。近代以降の戦争と平和をめぐる歴史を辿りながら、世界史の問題として、軍事力の持ってきた意味や平和を求めてきた人々の営為を分析しています。ウクライナ戦争に終わりが見えず、また、「新しい戦前」とも形容される近年の状況の中、この問題を考える視点を提供しています。是非ご一読下さい。

岩波書店による紹介のページは、こちらです。こちらから試し読みもできます。また、本書は、各プラットフォームより電子書籍としても同時に発売されています。

新聞各紙にも広告が掲載されました。

日経(2023年8月5日)
朝日(2023年8月8日)
東京新聞(2023年8月8日)

本書の目次は以下の通りです。

はじめに

第Ⅰ部 ウクライナから考える

 第1章 ウクライナ戦争はどのようにして起こったのか………南塚信吾
  Ⅰ ウクライナの独立から「マイダン革命」まで
  Ⅱ 決定的転機
  Ⅲ 西側に傾斜するウクライナ
  Ⅳ 戦争回避の最後の可能性
 第2章 NATOの東方拡大は戦争を抑止したのか………油井大三郎
  Ⅰ ドイツ統一とNATOの東方不拡大の「公約」  
  Ⅱ 米ロ協調とNATOの東方拡大の間
  Ⅲ「対テロ戦争」以降のNATO東方拡大

 コラム1 ユーゴスラヴィア紛争からの教訓………山崎信一

第Ⅱ部 近現代世界史の中の戦争と平和

 第3章 どのような戦争が起こってきたか………木畑洋一
  Ⅰ 帝国主義の時代と植民地戦争
  Ⅱ 二つの世界大戦
  Ⅲ 冷戦と脱植民地化
  Ⅳ 冷戦後の戦争
  Ⅴ ウクライナ戦争の性格
 第4章 軍拡が戦争を呼び起こす………山田 朗
  Ⅰ 軍拡と戦争の惨禍──第一次世界大戦
  Ⅱ 軍縮とその抜け道
  Ⅲ 大量殺戮を招いた軍拡──第二次世界大戦
  Ⅳ 終わらない軍拡
 第5章 戦争を許さない世界を求めて………木畑洋一
  Ⅰ 「無差別戦争観」と戦争法
  Ⅱ 戦争の違法化
  Ⅲ 国際連合のもとで
  Ⅳ 国際人道法の模索
  Ⅴ ウクライナ戦争と国際規範
 第6章 平和を求める運動はやむことはない………南塚信吾
  Ⅰ 近代の平和思想と平和運動
  Ⅱ 平和運動と社会主義
  Ⅲ 「核」時代の平和運動
  Ⅳ 市民運動と平和──運動の多様化
  Ⅴ 「ポスト冷戦」期の変化
  Ⅵ ミクロ化する日本の平和運動

 コラム2 武力で平和は守れない………藤田 進

第Ⅲ部 日本をめぐる戦争と平和

 第7章 日本の戦争から考える──軍事同盟と〈戦争放棄〉………山田 朗
  Ⅰ 「脱亜入欧」・軍事同盟路線の成立
  Ⅱ 「成功事例」の再現をめざした大陸侵攻
  Ⅲ 打開のための日独伊三国同盟
  Ⅳ 戦後の軍事同盟と自衛隊
  Ⅴ 改憲と護憲の対抗
 第8章 東アジアの戦争をどう防ぐか………油井大三郎
  Ⅰ 米中覇権争いと東アジア
  Ⅱ 北朝鮮の核ミサイル危機にはどう対処すべきか
  Ⅲ 台湾有事論に根拠はあるのか
  Ⅳ 東アジアの緊張をどう緩和させるか

 コラム3 「バンドン精神」はどのように継承されているのか………小谷汪之

 おわりに 戦争と平和を歴史から考える………木畑洋一

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『「世界史」の誕生』が刊行されます

2023年6月30日に、南塚信吾(世界史研究所所長)著『「世界史」の誕生―ヨーロッパ中心史観の淵源』が、ミネルヴァ書房より刊行されます。「世界史」の形成とその幕末以降の日本への影響に関し、膨大な先行研究を踏まえての解明を試みた意欲作です。

目次

はじめに

第1章 キリスト教的「普遍史」の世界
 1 「普遍史」の支配と危機
  (1)『神の国』の世界史―「一体的存在としての人類」の歴史
  (2)普遍史の危機
 2 ボシュエの『普遍史』 
 3 上原専禄の問題提起

第2章 「科学的」世界史の模索
 1 ヴィーコ『新しい学』―デカルト批判
 2 ヴィーコの世界史像
 3 キリスト教的史観との関係

第3章 啓蒙主義の世界史
 1 新しい地平 
 2 イギリスの啓蒙主義的歴史
 3 啓蒙主義的世界史の試み―ヴォルテール
  (1)ヴォルテールの世界史
  (2)ヴォルテールの歴史の方法
  (3)ヴォルテールの世界史の構成
  (4)ヴォルテールの世界史の方法
  (5)ヴォルテールのアジア(=非ヨーロッパ)論
 4 「普遍史」批判の展開―クロード・F・ミロ
  (1)ミロの歴史の方法
  (2)ミロの古代史論
  (3)ミロの近代史論
  (4)ミロのアジア(=非ヨーロッパ)論
  (5)ミロの世界像とは
 5 『両インド史』の可能性―ギヨーム=トマ・レーナル
  (1)百科全書派の産物
  (2)『両インド史』の構成
  (3)世界史論としての特徴
 6 啓蒙主義の歴史論と世界史観

第4章 多元的世界史の試み
 1 カントの『普遍史の理念』 
 2 ヘルダーの多元的世界史
  (1)ヘルダーの位置づけ
  (2)『人類の歴史哲学考』―フォルクの多元性
  (3)人間自身の歴史
  (4)世界史の方法―多元的発展
 3 ヴィーコとヘルダー

第5章 「普遍史」からの脱却へ
 1 スコットランドとアイルランドからの世界史 
  (1)スコットランドからの世界史―A・F・タイトラー『一般史の諸要素』
  (2)アイルランドからの近代的世界史―T・カイトリー『歴史概論』
  (3)アイルランドからの「帝国的」世界史―W・C・テイラー『古代・近代史のマニュアル』
 2 フランス的世界史へ―ギゾーとミシュレ
 3 ドイツにおける脱「普遍史」の成果―ヘーゲルとランケへ 
  (1)脱聖書の世界史
  (2)「聖史」と世俗史の「折衷型」世界史
  (3)ヘーゲルの「歴史哲学」に見る世界史
  (4)ランケ⑴―実証主義の「世界史」へ
 4 アメリカにおける「普遍史」の名残
  (1)ヨーロッパの世界史の「輸入」
  (2)アメリカ「自前」の「世界史」
  (3)日本にもたらされた「世界史」

第6章 実証主義の歴史学とヨーロッパ中心の世界史
 1 コントの「実証主義」
 2 ドイツにおける実証主義の世界史―ランケ
  (1)脱聖書の苦悩―G・ヴェーバーの世界史
  (2)ランケ⑵――世界史への一歩『近代史の諸時代』
  (3)ヨーロッパ中心の実証主義的世界史の浸透
 3 イギリスにおける実証主義と世界史
  (1)最後の「折衷型」「世界史」―H・ホワイトの教科書
  (2)チェンバースの同時代史的世界史
  (3)世界文明史への道―バックル『イングランド文明史』
  (4)ダーウィン『種の起源』と「適者生存」
 4 マルクス・エンゲルスの世界史論 
  (1)中心からの世界史
  (2)周縁と「連動」する世界史
  (3)発展段階論と世界史

第7章 ナショナル・ヒストリーと世界史
 1 人種的世界史の登場―フリーマンとスウィントン
  (1)E・A・フリーマンの人種的世界史
  (2)W・スウィントンの人種的世界史
 2 ナショナル・ヒストリーの支配
  (1)イギリスにおける歴史の専門職業化
  (2)ドイツ―プロイセン国家史
 3 世界史とナショナル・ヒストリー―ランケ⑶  
  (1)『世界史』の方法
  (2)『世界史』の構成
  (3)『世界史』の特徴
 4 ナショナル・ヒストリーへの抵抗―ブルクハルトとアクトン
  (1)ブルクハルト『世界史的考察』
  (2)アクトンと『ケンブリッジ近代史』―ランケとの葛藤
 5 アメリカにおけるランケ的世界史―G・P・フィッシャー
  (1)フィッシャー『ユニヴァーサル・ヒストリー概論』の方法
  (2)『ユニヴァーサル・ヒストリー概論』の構成

参考文献
おわりに
人名索引

ミネルヴァ書房の紹介ページはこちらです。世界史研究所に連絡していただければ、特別価格にてお求めいただけます。仔細はお問い合わせください。

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文献紹介:平和憲法をつくった男 鈴木義男

 福島県出身の法学者・弁護士・政治家である鈴木義男は、東北帝国大学教授を務めるも、軍事教練に反対して教壇を追われ弁護士に転身。河上肇ら治安維持法違反者の弁護などで活躍後、戦後は衆議院議員として帝国憲法改正案の審議に携わる。鈴木の提案から第九条に平和の文言が加わり、GHQ草案にはなかった第二五条の生存権が追加された。「ギダンさん」と呼ばれ親しまれた鈴木義男の、平和憲法成立への知られざる努力を含む多方面の活躍と、その波乱の生涯を描く初めての本格評伝。

略目次  はじめに/第一章 キリスト教的環境の中で/第二章 大正デモクラシーとの出会い/第三章 欧米留学とその「成果」/第四章 弁護士として/第五章 新憲法制定・司法制度整備/第六章 左右対立の社会党の中で/第七章 晩年―新たな目標へ/結びにかえて/あとがき  各章ごとにエピソード №1~7

       

判型: 四六判 並製 350頁

本体価格:1800円

著者紹介

仁昌寺 正一(にしょうじ・しょういち)

1950年、岩手県に生まれる。

1979年、東北学院大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。同年より、東北学院大学経済学部助手。その後、講師、助教授、教授を経て、2020年より東北学院大学名誉教授。専門は東北経済論、地域経済史。

著作一覧 『社会科学概論』(共著、日本評論社、1981年)、『地域再構成の展望』(共著、中央法規出版、1991年)、『大正デモクラシーと東北学院―杉山元治郎と鈴木義男―』(「鈴木義男」の項を執筆、学校法人東北学院)など。

上記内容のpdf版はこちらです。

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世界史研究所のウェブサイトにようこそ

世界史研究所は、2004年7月10日の設立以来16年間に渡って、世界史研究とそれにかかわる情報交換の拠点として活動して参りました。2020年4月1日からは、母体となっていた「歴史文化交流フォーラム」の解散に伴い、ウェブサイトでの活動を主とする研究所として新たにスタートしています。毎月1日に「世界史の眼」と題する論考・コラムを掲載している他、世界史に関する情報の発信・集積や出版活動に努めています。具体的な活動方針に関しては、こちらをご覧ください。また、世界史研究所が関与した書籍に関しては、こちらをご覧ください。

世界史研究所ウェブサイトに掲載の論考の著作権は、各著者に帰属します。無断転載はお断りします。引用に際しては、必ずURLを明記してください。

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「国際関係史から世界史へ』書評掲載のお知らせ

世界史研究所が関わった書籍、南塚信吾責任編集『国際関係史から世界史へ』(ミネルヴァ書房、2020年)の書評が、『西洋史学』274号(日本西洋史学会)の63〜65頁に掲載されました。評者は、蘇南高等学校校長の小川幸司さんです。

どうぞご一読ください。

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『歴史はなぜ必要なのか-「脱歴史時代」へのメッセージ』刊行のお知らせ

世界史研究所の研究員が編纂、執筆に関わった書籍、南塚信吾、小谷汪之、木畑洋一編『歴史はなぜ必要なのか-「脱歴史時代」へのメッセージ』(岩波書店、2022年)が刊行されました。身近なできごとを題材に、私たちの暮らしが歴史の中で作り出されてきたことを解き明かそうとする意欲作です。

岩波書店の紹介ページは、こちらです。

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